[日記」教育の課題について考えた。(その1)

最近、体罰やいじめで教育の現場の在り方についてテレビやネットで語られています。

そればかりが理由ではないですが、教育について、考える機会がありました。
誰が悪いとか、構造が悪いとか、悪者さがしでない
別の視点から考えられないかと思っています。

教育の場は、概ね3つに分類できると思います。
1 学校
2 学習塾
3 家庭

それぞれにもつ課題は何か?を考えてみました。

1 学校について(主に公立ね)
・画一性
現在の学校教育は、画一的といわれています。
確かに、アメリカで出会った他国の高校生たちは、めちゃ自由でした。
調和より主体性を重んじて育てられていることを感じました。

尾木ママも言っていますが、
一人の考え、一人の思い、と言ったものより全員の一致を優先していませんか?
といったところでしょうか。
同じ規格の机と椅子、どこも同じような作りの校舎。
新幹線から見ても、どこが学校か、一目でわかりますよね。
そういう箱の側から、画一的でもあります。

・時間不足。
そして、土日が休みになったことで、授業時間が不足しているとも言われています。
私立学校は土曜日授業をしてますものね。

・教師という職業は、聖職ではなくなった。
以前は、大学を出た人は、世の中にあまりいなかった。
今や、全入時代に突入し、教師と同様に大学教育を受けた親がふえました。
だから、無条件に先生を尊敬する、といった対象ではなくなっているといえます。


2 学習塾について
少子化
もう、これは誰が考えてもわかるとおり、少子化が進んでいます。
つまり、生徒さんの絶対数が減ってきているってことです。
客数が減る訳だから、経営にとってマイナス要因であることは確実。

・補習的な塾か受験対策の塾かに二極化
受験というわかりやすい結果を出すか、または学校で理解しきれなかった所を補習するかの二極化が進んでいます。
う〜ん。私が通勤でとおる塾の窓ガラスには、
〇〇高校合格〇人!とか貼ってあるものね。どっちつかずは生き残れない・・・ということですね。

・施設の効率的な運用
これは、経営上の問題。たいていの塾は夕方から夜までが忙しい時間帯で、
日中はたとえ一等地に建っていたって、誰も使っていないよね。
つまりビルを建てても、空の時間帯が長いのだよね。
これは効率が悪いと経営者は思うことでしょう。

3 家庭

・家庭の教育力の低下

これは、今どきのお母さんが・・・って話じゃなくて。

まず、核家族化(懐かしい言葉だ)が進んで、一世帯に夫婦と子供しかいないのが当たり前になりました。
しつけや家事・育児の伝承が難しい状況になってきています。

加えて、高度経済成長期には、お父さんたちは会社に居て家庭に居なかった。
家庭はお母さんが専業主婦をしながら回してたんだよね。
まずもって、一人の力で子育てするってことは、視野が狭まりがち。
そういった環境で今の団塊ジュニアたちは育っているんだよね。

そして、今子供を育てている母親世代は、労働力として期待されていながら
ロールモデルは専業主婦が刷り込まれているわけだよね。多くは。(決して全部がそうとは言いません。)

自分も働きながらパートナーと共に子供を育てるっていう、全くもって新しいシチュエーションで
子育てどうするの!?ってなってる訳だよね。きついよね。
ただ、やっぱり家庭での役割っていうのは変化してきているよね。
家庭でこれまで伝承されてきていたものが、消えかかってるといってもよいのではないのかな。


それぞれ、このような問題を抱えている。と思う。

ちょっと長くなったので続きはまたね。