短絡指示

こんにちは。ちゃばしらです。

皆さんは「短絡指示」という言葉、ご存知ですか?
私はつい最近知りました。

短絡指示、というのは、たとえば部長が、課長を通さずに係長に直接指示することだそうです。

私の職場は、これが結構多い。

緊急時は、この短絡指示が大変有効なんですが、
通常時にこれをやると、使いやすい部下、サッと動く部下、文句を言わない部下、気の置けない部下・・・
上司の目から見て指示しやすい人に指示が集中してしまうという弊害があります。

最近も身の回りにこの短絡指示が起こりました。

指示された側の部下は、上司とそのまた上の上司から同一案件について、
違う指示を受けることになってしまい、大変困惑していました。

部下側から、「この件は直属の上司から、このように指示されているのですが・・・」
と言えればよいのですが、会社の上下関係の中で、2階級上の上司に言い出だせず
悩んでいました。

この場合、どうするのがいいか、というと
間に挟まっている上司(部長ー課長ー係長であれば、課長)が
その上の上司に、指示は自分にしてください、と伝えるのが良いです。

というのも、課長は部下の仕事の進捗を管理していくのが仕事ですから
その上の上司から、直接指示をされては管理ができません。


部下の●●君に直接ご指導いただきありがとうございます、など
相手の立場を尊重しつつ、自分に指示をしてくれるように頼むのがいいでしょう。

私の身の回りで起きたこの短絡指示、
間に挟まっている上司が、その上の上司にお願いしたところ、
快く、「わかったよ!」と言ってくれたので、安心していたところ、

そのすぐ後から、直接部下に指示していたそう・・・・(苦笑)

人はすぐには変われませんものね。
まあ部下と一緒に、気長に伝えていくしかないのでしょうね。

コミュニケーションにおいて、伝えたいことを繰り返す、というのも重要な要素ですから。

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